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アカデミック・ジュンコによる、日常を描いたアカデミアン・メモ。

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お菓子物語:日本三大銘菓

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アカデミック・ジュンコ、
お菓子好きである。

 

日本には様々な楽しいランキングシステムが存在している中で日本三大銘菓というのがある。

 

通常の場合、三大銘菓は:

 

  • 風流堂の山川(島根県松江市)
  • 森八の長生殿(石川県金沢市)
  • 大和屋の越乃雪(新潟県長岡市)

 

を言うけれど、この3つの中に博多の鶏卵素麺が入るという説もあるのだ。

 

しかし、アカデミック・ジュンコとしては何かを比較する場合には同じ素材の方が差がわかりやすいと思っているために、どく女的には落雁の上記3つを日本三大銘菓とする。

 

その前に落雁とは。

落雁(らくがん)は、米などから作った澱粉質の粉に水飴や砂糖を混ぜて着色し、型に押して乾燥させた干菓子である。

 

材料作り方も極めてシンプル

 

シンプルゆえに奥が深い

 

だからこそ熟練の技が必要とされる。

 

そして職人のセンスも要求される。

 

それではシンプルかつセンス良く、三大銘菓について一言コメントできるように頑張ってみる。

 

 

 

 

風流堂の山川


https://www.furyudo.jp/wagashi/meika/5

 

まずは山川

 

 

紅白で彩られている以外には、余分な装飾が一切ない。

 

このお菓子は少し粘り気があり、ちぎって食べるのが特徴。

ちぎってもボロボロにならない。

 

アカデミック・ジュンコ、このちぎって食べるという行為がなんとも好きなのだ。

 

和菓子というと少し敷居が高いものに思われがちだが、山川は小腹が空いた時に、好きな量だけちぎって食べられる。

 

味は洗礼されたしっかりとした甘味を感じられるが、この行為から日常を彩るお菓子かな。

 

 

 

森八の長生殿


https://www.morihachi.co.jp/product01/traditional

 

次に長生殿

 

 

こちら、一言で言うと非常にお上品なお味。

 

選び抜かれた上質な材料伝統的な製法で仕上げられているお菓子だということが感じられる。

 

また、落雁を型に押し固めて模様が施されている。

 

長生殿は菓子木型を制作している木彫り職人と、菓子職人とのコラボレーションによって創作される芸術品なのだ。

 

特別な日に客人をおもてなすにふさわしい、高貴なお菓子かな。

 

 

 

大和屋の越乃雪


https://www.koshinoyuki-yamatoya.co.jp/blank-15

 

最後に越乃雪

 

 

越後の餅米の寒晒し粉に、四国特産の和三盆糖を土地の湿気に寝かして配合したお菓子。

 

越乃雪の食べ方は一口でそれを頬張る

途中で崩してはだめ〜🙅

 

するとサクサクの粉が口の中で一気に溶けて、たちまち雪景色が現れるのだ。

 

雪が溶け、最後に残るお米の歯ごたえと香りからは、豊かな平野と海、山に囲まれた越後の風土と文化を感じさせられる。

 

日本の自然を懷う、詩韻に富んだお菓子かな。

 

 

 

 

 

和菓子は人生の節目や行事はもちろん、日常の中にも一緒にある。

 

ささやかな思い出に、華を添えるものなのかな。

 

 

[Photo Credit]
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